長野えびす講煙火大会


長野県長野市 2001/11/23 18:00~ お薦め度:5 場所取り困難度:2 渋滞度:3


今回もmooraには留守番をお願いしての観覧です。前日、東京にいるTsy君に声をかけると、「行くよ」という事で、2人で長野に向かいます。

(AM)
「今から出発するよ」とTsy君から、電話が入ります。しかしその30分後、「高速、渋滞だ)」とTsy君。二人して、気付くのが遅すぎました。勤労感謝の日に行われる長野えびす講煙火大会。今年は金曜日で三連休の初日なうえに、天気予報も三日間晴天です。
花火の時間には、まだまだ余裕があるので、気長に待つ事にします。

(PM)
予定より1時間30分程遅れて、Tsy君と合流です。昨日まで具合が悪かったというTsy君は、渋滞の運転で、ちょっと疲れ気味です。遅いお昼を食べます。

(PM)
私の車に乗り換え出発です。会場に近づくにつれ車の量が増え、県外ナンバーの車も多くなってきます。「この人達、みんな花火に行くのかなぁ? 大丈夫か駐車場は?」と、思ったのですが、あっけなく会場に一番近い臨時駐車場に悠々と停めます。

(PM)
とりあえず三脚だけ持って、観覧場所となる堤防道路に向かい場所取りを行います。メインの観覧場所となる堤防道路側は例年風上になるので、どこの位置でも観覧に適しています。あとは真正面がいいか、やや斜めが良いか、前景に露店を入れるか等々の好みで場所決めをすればOKです。今年の場合は半月が南の空に出ているので、月を入れたくなければ、打ち上げ場所より西側に位置して、東側を向いて撮影すればOKです。
観覧場所の下見と知り合いへの挨拶を兼ねて、4,5百メートルある堤防道路を歩いてみます。流石に11月終わりの花火大会では、出足はそれほど早くないので人も疎らです。しかし一般の人が少ないだけに、花火マニアの人達が目立ちます。数10メートル歩く毎に知っている顔に遭遇します。一言、二言話すのですが、多くの人達に出会うので、あっという間に時間が過ぎていきます。ここ数年で沢山の方々と知り合いになったものです。前回、諏訪の新作花火でお会いした、仮名IShiI夫妻に再び会うことが出来たのですが、またHP掲載許可を貰うのを忘れてしまったので、今回も、仮名IShiI夫妻のままです。
そして、今年もいました、コタツ持参の方々!(残念ながら写真は撮れませんでした)

PM3時30分頃の駐車場 PM5時頃の駐車場

(PM)
打ち上げ場所から西側に陣取っていたGocho夫妻とお会いして、私達も同じ場所から撮影する事にします。打ち上げ場所からはやや遠いですが、えびす講の目玉プログラムである十号玉十発一斉打を写真に収めるべく、この場所を選択です。手前には露店が立ち並んでいます。去年までは、通路を挟んで両側に露店が立ち並んでいたのですが、今年は通路の片側に一列並んでいます。

カメラ機材をとりに、一旦、車まで戻ります。1時間程前は、あんなにガラガラだった駐車場が満車となりました。太陽も沈み、一気に暗くなってきました。6時からの打ち上げに備え、みんな思い思いの物を露店で購入して、腹ごしらえです。

(PM)
開会の挨拶がスピーカーから流れ、いよいよ開始です。プログラム番号は例年通り80余りあり、途中15の業者で10号玉1発の新作花火のコンテストがあります。そして、いつもの様にコンテストを除くプログラムには、十号対打や十号八号七号五段打のように、大きさと数しか記載されていません。菊なのか、冠なのか、千輪なのか、開いてみるまで、わからないのです。でも、そこは強力な花火愛好家ネットワークで、本日プログラム番号31番十号玉三段打で、八重芯、三重芯、四重芯、が連続で揚がるとの情報を入手します。一昨年は、プログラム後半に、五重芯が揚がっていますが、今年は前半に見せ場があるようです。

さぁ、大スターマインからのスタートです。
やはり、その日1発目の打ち上げには、待ちわびた人達の歓声があがります。私の方は、なるべく早い段階で、レンズの画角を決定する事に一生懸命です。プログラムNo4では、1回目の十号玉十発一斉打が控えています。本日は19-35mmのレンズで挑んでいるのですが、流石に19mmだと歪むので、24mm程度でなんとか十号玉十発一斉打が下から全部撮れないかと模索します。プログラムNo2,No3で八号十号が揚がり、見当をつけて十号玉十発一斉打に備えますが、カメラの準備も心の準備もまだまだ途中なのに、無情にも十発が一斉に打ち上がります。空高く揚がる十本の曲導に、観客もどよめきます。次の瞬間、見事に開発しました。が、私の写真は、見事にフレームアウトしました。その後ふと気付くと、開始時にはスピーカーから聞こえてきた進行案内が全く聞こえなくなりました。仕方なく1つ1つプログラムを確認しながら進みます。七号、八号、十号の早打ち、スターマインが繰り替えされ、新作花火の競技になります。

この競技も一発物なので、玉名から想像出来るものは、準備も出来るのですが、創造的な名前だと苦労します。途中、打ち上げ場所付近で、火の手が上がり、ヒヤリしましたが、すぐさま消されました。ただ、まだ燃えている最中でも、通常にプログラムが進んでいったのが、ちょっと面白くもあります。
さて、情報を入手した31番となりました。十号玉三発が、順に芯の数を増やしていきます。花火は一瞬で開いて消えてしまいますから、多重芯を見極めるには、やはり経験が必要です。また、暫く休んでいると勘が鈍るといいますか、一瞬で見極める目が鈍るようです。
今年は、ほとんど花火を見ていないですから、
1発目 八重芯: 芯が2つだね。
2発目 三重芯: 芯が3つかな?
3発目 四重芯: 芯がメチャ多いぞ!
ってな、感じの見え具合です。

その後も、十号玉の打ち上げには、いつ素晴らしい玉が揚がるかわからないので、集中しながらの撮影になります。プログラムも70番代に入り、残りは大スターマインが続き、打ち止めが十号玉十発一斉打です。プログラム74,75では、横に広くVトラを使ったワイドスターマインで、特に、75では、UFOが登場し会場も大盛り上がりでした。打ち止めの十号玉十発一斉打で打ち止めとなりました。ほぼ予定通り終了し、一斉に帰り支度を始めます。

駐車場は、会場に近く、一番広いうえに、奥に停めていたので、脱出は一番遅かったと思われますが、九時過ぎには、駐車場を出る事ができ、あとはスイスイでした。

気温は昨年より暖めの8℃前後でした。

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