佐久バルーンフェスティバル


長野県佐久市 2003/5/4 19:00~ お薦め度:2 場所取り困難度:1 渋滞度:3


GW中、長野県内のイベントとしては盛大な部類に入る佐久バルーンフェスティバル。昨年は期間中3日間で、のべ15万人ほどの人出があったそうですが、私自身いままで熱気球に興味をもった事は無く、行ってみようなんて一度も思った事はなかったのですが・・・。

GWが間近に迫ったある日、たまたまリンクをたどって流れ着いた佐久バルーンフェスティバルのサイトの写真に、なんと!暗闇に光る熱気球と一緒に、花火が写っているではないですか!早速、開催スケジュースを確認すると、4日のPM7:00から、夜間係留 バルーンイリュージョンとなっています。花火打ち上げとは書いてありませんが、このタイミングで花火が揚がるに違いありません。

(PM)
目的地まで約80Km。2時間ほどで到着する予定です。会場は身動きできない程の混雑は無さそうですので、子供も連れて家族3人で向かいます。行程の半分以上が、信号機のほとんど無い山道なので、ノンストップの快適ドライブです。途中に、これといった観光スポットが無いおかげで、GW真っ只中ですが、車の数も少なく、順調に目的地へ向かいます。

(PM)
佐久市へと入り、あとは会場へと向かうだけです。10万人以上も集まるイベントですから、市内に入れば会場までの案内板がいたる所に出ているだろうと思って来たのですが、行けども行けども見当たりません。さらに素人考えでバルーンフェスティバルなんだから、熱気球が見えるだろうと思っていたのですが、空には何も浮かんでいません。やや不安になりながら暫く進むと、やっと案内板を発見し指示通り左折するとあっという間に会場到着です。(もうすこし手前から案内があると安心なのですが

会場は、河川敷に広大な駐車スペースが確保されていて、まだ空きは充分にありそうです。駐車場整備員に誘導され無事駐車です。まずは情報収集の為に、本部席があるメイン会場に向かいます。一番肝心な花火打ち上げについて大会本部席で確認すると、「花火は揚がりますけど、ほんとにちょっとですよ」との返事をもらいます。ある程度は予想していましたが、本日は2,3カットの勝負のようです。
次に、折角の熱気球競技を楽しむ為に公式プログラムの購入です。1部500円となっているので、500円玉を差し出すと、「アンケートにお答え頂ければ、無料で差し上げます」と太っ腹な事を言われ、簡単なアンケートを書いて無料でプログラムを入手です。本部席前では、競技のルールを説明した掲示板があり、係の方が説明しています。ちょっと聴いてみるのですが、競技名は一見、プロレス技か?と思えるような名称で、いまいち理解できません。きっと競技が始まればわかるだろうと、露店巡りに行動を切り替えます。定番のタコヤキ、焼きそば、焼き鳥に混じって、ローソンやケンタッキーも出店しています。その一画に、昨年のフォトコンテストの写真が飾られていて、Webで見た写真も展示されています。改めて、その写真と現場を見比べて、どの辺りで花火が揚がるのか確認です。写真を撮ったと思われる土手の上に移動すると、そこにはすでの沢山の三脚が並んでいます。きっとここが定番の場所なのでしょう。

(PM)
会場内では、競技の進行をアナウンスする女性の声が響きわたっています。プログラムでは3時から5時まで競技となっていますが、少し遅れて4時からになったようです。

 

今回の競技内容
熱気球の競技では1つの競技をタスクと呼び、数種類あるタスクの中から天候状態に合わせどのタスクになるのか決まるそうです。従って選手自身も、競技時間が近づいてこなければ、どのタスクになるのかわからないそうです。
1回の飛行で1つのタスクとは限らず、複数のタスクが行われる事もあるそうです。で、今回は、フライ イン と マキシマムディスタンスダブルドロップと呼ばれる2つのタスクが行われるようです。
フライ イン
競技場の真ん中の×印があって、マーカーと呼ばれる砂袋(70gだそうです)を上空から投げて、×印に近い人ほど勝ちというタスク
マキシマムディスタンスダブルドロップ
競技場内に、2つのマーカーを落として、その距離が離れていればいるほど勝ちというタスク
従って、選手は、競技場の端に、マキシマムディスタンスダブルドロップ用のマーカーの1つ目を落とし、競技場の×印に向かってフライ イン用を1つ、そして競技場の逆端にマキシマムディスタンスダブルドロップの2つめを落とすといったように、3回マーカーが落ちてくるようです。

競技開始までまだ時間があるので、花火の打ち上がると思われる場所に、筒の確認に行きますが、この付近では、バーベキューをやったり、キャッチボールをしている人達がいて、とても、花火が打ち上がる様子はありません。

(PM)

競技が始まりました。といっても、目の前から熱気球が飛び立つわけではなく、選手達が選んだ場所から離陸し、この競技場を目指して飛んできます。会場に流れる実況アナウンスの解説が、実に親切でわかりやすい説明で、会場全体を上手く盛り上げています。特に、観戦ポイントの説明では、何が難しくて、何が出来ればすごいのかをしっかり説明しています。花火大会の競技でも、今回のようなアナウンスがあれば、見ている人の目も肥えてくるのかなと思っている間に、1機、離陸したとアナウンスが流れます。私がいる土手の下からは見えませんが、土手の上で見ている人たちから、歓声が上がります。しばらくすると、私の場所からも熱気球が見えてきました。地上ではかなり風が吹いているのですが、上空での風はとても穏やかなようで、熱気球が止まっているようにも見えます。だんだん競技場に向かって来てはいますが、かなり上空を飛んでいます。高度が高いまま私達の真上を通過し、×印を目指します。素人目でもあの高さからでは無理かなと思った時、熱気球がしぼんで急降下を始めました。実況では「**選手、急降下して果敢にアタックです。みなさん拍手して応援してください!」とアナウンスがあり会場は盛り上がります。リップラインと呼ばれる紐を操作する事で、熱気球の天頂部に穴があき、急降下できる仕組みになっているそうです。投下されたマーカーは、残念ながらわずかに競技場の外に落ちましたが、観客からは大きな拍手がおこります。
最初の熱気球に気を取られている間に、次々と熱気球が離陸しています。いくつもカラフルな熱気球が上空に舞い上がる中、黄色い熱気球が、競技場に向け、真っ直ぐ向かってきました。実況もパイロットの名前を連呼し、(くん付けで呼んでいたので、きっと実況のアナウンサーより年下の人なんでしょう)それに答えるかのように、パイロットも手を振っています。競技場の端にまず1つマーカーを落とし、×印に向かって1つ、そして逆の端に1つと、完璧に近い感じで、3つのマーカーを落とします。勿論、会場も1番の盛り上がりです。
(この活躍で、シリーズ順位が前回21位から6位にジャンプアップしたそうです。)

(PM)

競技終了です。結局、3機が競技場内にマーカーを落とすことが出来ましたが、残りの20機ほどは、風との相性悪く、競技場に戻ってくる事が出来ず競技終了です。

期間中は、熱気球の競技以外にも色々なイベントがあり、20分からは、オフロードバイクのデモ走行があります。すでに観客の輪が何重にもなり始めているなか、いい場所を確保して見学です。イベントが始まると、デモ用の車の上にいきなりバイクが乗り上げ、観客をびっくりさせます。ライダー自身がマイクをつけイベントの進行をしています。スポーツ選手らしからぬ、軽快なトークと、すばらしいテクニックで観客を魅了しています。が、始まって10分ほどで、子供がぐずり出し、残念ながら途中退却です。

お腹が空いたというので、ご飯を食べさせると、食べた分だけ出したくなったらしく、mooraは後始末に大変です。その間に再び筒を見に行くと、今度はありました。スターマイン用の筒が、1セットおいてあり、煙火師もその近くで待機しています。シートが被っているので、よくわかりませんが、最大でも3号くらいの玉だと思われます。

(PM)
定番の撮影ポイントと思われる場所とは反対側に場所取りです。ちょっと前までは、ほとんど人がいなかったのですが、続々とやってきては、三脚を立てていくので、慌てて私達も場所を確保します。しかし、私とmooraは、花火が揚がった事を想定して、カメラのセッティングを行っているので、熱気球を撮影にきた人とは、違った方向を向いて、ちょっと周りからは浮いた感じです30分過ぎになると、30機あまりの熱気球が膨らみ始め、花火と熱気球のフレーミングも決定です。左側には熱気球2,3機、右側には花火を筒から撮影する感じです。

(PM)
「5,4,3,2,1、バ~~ナ~~ オ~ン」の掛け声と共に、熱気球のバーナーが一斉に点火し、暗くなりかけた競技場の中に、30数機の熱気球が一斉に明るくなります。観客からも「おぉ~」と声が上がります。熱気球を1機ずつ紹介し、紹介された熱気球のバーナーが点火されます。次に、「ひょっこりひょーたん島」の曲が流れ、曲に合わせてバーナーに火が入るのですが、こちらは、全員統一した動きではないので、いまいちです。バルーンイリュージョンのイベントも約30分経過し、そろそろ花火かなという時間になると、風が出てきました。花火撮影には丁度いい感じの微風なのですが、熱気球は大きく左右に揺れています。すると関係者と思われる人が熱気球に走りよってきて、熱気球をたたんでくださいといったジャスチャーをしたと思ったら、花火と一緒に撮影する予定だった熱気球が次々としぼんでしまいます。あれ!ちょっと待って、もうすぐ花火が揚がるから!という願いもむなしく、フレーミングした熱気球がすべてしぼんでしまった中、花火の打ち上げが始まりました。仕方なく、持っていたレンズを一番広角寄りにして、強引に熱気球と花火を一緒に撮影です。花火は1分ほどで終了です。イベント終了後、mooraと「場所もフレーミングもいい感じだったのに、まさか熱気球がしぼむとはねぇ・・・。来年もリベンジか!」と話合い、短い花火撮影を終了です。

(PM)
車に戻ると、すでにピクリともしない渋滞の列が出来ています。運悪く駐車場の一番奥なので、脱出まで1時間くらいの覚悟で、近くにいた係員に、「毎年、この辺だと脱出にどのくらいかかりますか?」と聞くと、思いもかけない言葉が返ってきます。「いいよ。道知ってれば、こっちから出て。」と渋滞の列とは反対の暗闇を指さしています。「ん?」確かに、そちら側には車1台くらいが通れる道がありますが、真っ暗で、100m先がどうなっているかすら判りません。だいたい、初めて来た場所ですし、知っている訳がありません。すると、1人の男性が近づいて、「こっちから、抜けてもいいんだろ?」と聞いています。やはり係員は、「道知ってれば、いいです」と言ってます。それを聞いた男性は、渋滞の列とは反対に向かって車を走らせ、暗闇の中に消えて行きます。すると待っていたかのように、次々とその方向に車が動き出します。急いで車に戻りナビの画面を見てもそんな道は表示されません。初めてきた場所で、ナビに無いような道を行って迷うよりも、ここはゆっくりと渋滞に並ぶかという事で、渋滞の最後尾につきます。その間にも次から次へと車が逆方向行っては、暗闇の中で見えなくなります。かなりの台数の車が行きましたが、その先で渋滞している様子は全くありません。これは完璧な抜け道なのか?という事で、15分ほど渋滞の列に並んでも2,30メートルしか進んでいないので、Uターンして真っ暗な道を進む事にします。もうすでにこっち方面に進む車はほとんど無く、前を走っている車も1台しかいません。地図にも載っていない道ですから、この車を信じて後をついていくしかありません。最初は舗装されていなかった道ですが、暫く進むと舗装道路に変わり、民家が何軒か見えた頃に、ナビ上の道路に復帰しました。ここまでくれば、あとはナビを見ながら進むだけです。帰り方向とは正反対側に出たので、再び会場を目指して進みます。なんなく会場に到着すると、まだ駐車場から出れない車が、数百メートル列を作っているのが見えます。渋滞しているのは駐車場だけで、道路に出てしまうと、全く渋滞もなく、逆に車が少なすぎて真っ暗で怖いくらいです。帰りは車も少なく、行きの2/3くらいの時間で帰宅できました。

熱気球メモ
(今回初めて熱気球の競技を見てわかった事と疑問点)
・佐久バルーンフェスティバルは、国内ランキングの対象になるほど大きな大会だったという事
年間5戦してシリーズチャンピオンが決まるそうです。
・バルーンフェスティバルといっても、常に熱気球がプカプカ浮いているわけではないこと
デパートの屋上に繋がっているアドバルーンみたいに、常にプカプカ浮いていません。熱気球を目印に会場を目指そうとしても、熱気球が飛んでいない事のほうが多いです。
・熱気球は上下にしかコントロールできないのに、目的地まで飛んでこれるすばらしさ。
高度によって風向きが微妙に違うので、高度を上げ下げして、目的地を目指すのだそうです。
・ルールがわかると、とても面白い競技だという事
一見、プロレス技かと思われる競技名も、内容がわかって競技をみると楽しいです。18種類くらいの競技種目があるそうです。
・風の状態によって競技種目が決定するので、競技間際にならないとどんな競技種目になるのか決まらないこと
熱気球は風任せなので、競技直前の風の状態をみて競技種目を決めるそうです。 選手は、どの競技になってもいいように準備しておくのですね。
・すべての熱気球が競技場に帰ってくるとは限らないこと
野球やサッカーは、競技場にいけば見れるし、マラソンだって最後には競技場に戻ってくるのですが、熱気球は風任せ。競技場に戻ってこれず、遠くのほうで着陸する熱気球もいるんですね。
得点の計算方法わからず。
競技場内のマーカーを落とさないと得点にならないと思っていたのですが、結果をみると競技場に戻って こないチームにも得点が入っている。なぜなんだろう?

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