第98回長野えびす講煙火大会


長野県長野市 2003/11/23 18:00~ お薦め度:5 場所取り困難度:2 渋滞度:3


長野えびす講煙火大会は、HP開設以来毎年欠かさず観覧している花火大会で、今年で5回目となります。毎年、勤労感謝の日に行われているのですが、今年は日曜日と重なった為、観覧客も増えそうです。

(PM)
今回も娘は、ばぁばに預け、東京からやってくるTsy君と待ち合わせて出発です。気温はやや低めですが、気持ち良い秋晴れの中、長野市へと向かいます。観覧も5回目ともなると、会場に向かうまでの車の混雑状況や駐車場確保にもすっかり慣れ、余裕で車を走らせます。

(PM)
駐車場のカネボウ跡地に到着です。いつもだったらスイスイと入られる駐車場ですが、今年は待ちの行列が続いています。もう開場されているはずなのに、何かあったのかと駐車場の周りををグルグルと回ってみると、ただ単に一台ずつ車を誘導するのに時間がかかっているだけのようです。列に並んで5分もしないうちに駐車場内に入り、奥へと誘導されます。昨年は早く来た車ほど出口に近かったのですが、今年は早い車ほど奥へと誘導されます。

(PM)
三脚だけ持って観覧場所となる堤防道路に向かいます。道路に出るとすぐに花火フリークさんの姿がみえるので、「だいぶ打ち上げ場所に近いですね?」と聞くと、今年は打ち上げ場所が西側にずれたので、この辺りで丁度いいとの事です。駐車場からも近いし、ひとまず、この場所でご一緒させてもらう事にします。花火フリークさんのご家族は三世代総出の観覧だそうで、みなさんにご挨拶です。そして毎年頂いてばっかりで申し訳ないのですが、もぎ立てを沢山頂きます。本来、長野県在住の私が差し上げる立場なのに、いつも逆で私が頂いていますさらに、プログラムを買いに行くと言えば、なぜか私たちの分まで用意されていて、これまた頂いてしまいます

本日の撮影場所は、ここにしようかと思っていたのですが、Gochoさんのロケハンによると、反対側もそれほど風向きは悪くないし、花火と一緒に露店を入れて撮影出来るからえびす講らしい写真が撮れますよ、という事で私たちも西側にロケハンに向かいます。向かっている途中、今年だけで60箇所の花火大会を巡ったというIshii夫妻にお会いします。ご挨拶がてら「またビデオを見せてください」と言うと、早速、大曲や八代の花火大会のDVDを頂いてしまいます。こちらも花火フリークさん同様、いつも頂いてばっかりで申し訳ない気持ちでいっぱいです。

(せめてものお礼に、今回は下の花火の写真をクリックしてもらえば、大きなサイズになりますので、どうぞお使いください

Gochoさんがロケハンした場所に到着です。東側に比べ、人も三脚も少なく風向きはやや横に流れているように感じますが、それほど悪くはありません。昨年、東側で撮影した時、打ち上げが始まってから、風下になった事も考慮して、こちら側から撮影する事にします。

(PM)
カメラ機材を車から持ってきて、セッティングを行います。すっかり陽が落ち薄暗くなってきた中、露店の明かりを利用してセッティング完了です。本日も銀塩とデジカメの2台体制です。打ち上げまであと30分あるので、mooraが焼きそばを購入してきて打ち上げ前に腹ごしらえです。今まで多くの花火大会の露店で食料を調達してきましたが、今回の焼きそばは、ぶっちぎりの美味しさです。ボリュームも満点で、また来年も見かけたら必ず買いますので、よろしくお願いします

会場のアナウンスがしきりに、立ち入り禁止エリアには絶対に入らないようにとか、風向きによっては火の粉が落ちてくるから気をつけてくださいと繰り返しています。駐車場周辺や会場周辺の警備員の数もかなり増え、以前に比べかなり安全には気を配っているようです。

(PM)
打ち上げ前の挨拶が始まりました。陽が落ちてからどっと人が増え、セッティング以前はガラガラだった土手や堤防道路にも人が溢れてきました。そして何故か、私たちの横が道路から土手に降りる通路と化しています。挨拶が終わり太鼓の演奏の中、開会のスターマインが始まります。澄み切った夜空に綺麗な花火が打ちあがります。本日1発目の10号玉が打ちあがったとき、この撮影場所が思ったより近すぎた事に気付きます。私は19mmのレンズですが、mooraの24mmでは入りきらないようです。デジカメは35mm相当で到底入りきらないので、スターマイン重視で撮影です。
打ち上げが始まると、益々人が増え相変わらず通路となっている私たちの両脇を人が行き来します。打ち上げの時には、止まってもらったりしていたのですが、ついにというかやはりというか、mooraの三脚が蹴られてしまいます

プログラム15番が終わり、新作花火の競技に入ります。各業者10号1発で競います。1発しかあがらないので撮影するのも緊張です。どの業者も力作揃いで見ごたえのある作品ばかりです。そんな中、イケブンさんの花火が筒から出てすぐに開いてしまいます。一瞬びっくりしましたが、司会の女性は「火の粉が飛んだりしますから、気をつけてください」と現在の状況を、かる~く流して競技を進行しています。幸い、なんの事故もなくすんだようです。13番目に打ち上げた山内煙火さんの昇り曲導付八重芯散華芯錦の華は、とても手が込んでいて、時間差を使って次々と別々の形の花火が開き、とても1つの玉で打ちあがったとは思えない作品です。

中盤あたりになってくると、また昨年のように風向きが怪しくなってきました風が止んだなぁと思っていると、完全に逆方向に向かって流れ始めました。私たちの場所からは、横に流れているのですが、その動きは遅く、ちょっと写真にはならない感じです。デジカメで何枚か撮影してみましたが、やはり煙でだめです。
暫くは観覧に徹する事にしますが、次々に素晴らしい玉が上がるので、ついつい駄目もとでシャッターを押してしまいます。終盤に向かいやっと風が吹き出し、なんとか撮影再開です。終盤は打ち上げ場所を広く使ったワイドスターマインです。トラを使ってより一層ワイド感を出し、最近よく登場するUFOに火が入りました。しかし、1台離陸に失敗してその場で力つきます。ラストは、再び十号十発一斉で打ち止めです。

打ち上げが終了し駐車場へと戻ります。毎年、駐車場渋滞は、花火終了から1時間程はピクリともしないのですが、1時間を過ぎるとノロノロ動き出し、その30分後にはガラガラになります。今年も予想通り21時20分には、楽々と駐車場を出る事が出来、最近お気に入りのラーメン屋さんで夕食にします。芯から冷えきった体に熱いラーメンが心地よいです。十分ほどで、ラーメンは食べ終わってしまったのですが、みんなとも久しぶりにじっくり話しが出来る機会なので、ついつい時間を忘れ、気付くと閉店の時間になっています。約3時間もラーメン屋さんで話しこんだのち、みな自宅へと帰っていきました。今年は、ここ5年間でもっとも寒く、花火終了時には5℃、ラーメン屋を後にする頃には1℃まで、気温が下がっていました。

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