水郷明科あやめの町花火大会


長野県明科町 2005/8/14 20:00~ お薦め度:4 場所取り困難度:2 渋滞度:2


本日は、mooraが多忙なので珍しく私1人で観覧です。過去に私が1人で観覧した花火大会は、ことごとく雨に降られていて、本日も記録更新出来そうな空模様となってきました

(PM)
5時には現地入りしたいと思っていたのに出発が遅れます。すでに現地入りしたTsy君から電話が入り、まだ駐車場に空きがあるとの事なので、と一安心です。会場に近づくと道路を走る車の台数も増え、そろそろ渋滞が始まってきたようです。やや車が多くて戸惑ったものの、無事駐車場に到着です。

Tsy君と落ち合い、観覧場所となる犀川河川敷へと向かいます。駐車場から観覧場所の河川敷までの間には、今年も商工会青年部の売店があり、露店通りもあり、1年ぶりだけど慣れ親しんだいい雰囲気だなぁと、あたりをキョロキョロしながら、堤防道路に出ると、

「あれれー!?」

「河川敷、整備されてるじゃん! それに、下に降りられないようにロープ張ってあるし・・・」

去年まで堤防下の広大な川洲では、バーベキューをしたり、キャッチボールしたり、みんな思い思いのスタイルで花火開始を待っていたのに、今年はそんな人達は全く見当たりません。みんな堤防道路にお行儀良くシートを敷いて、始まりを待つ人々ばかりです。堤防下が立ち入り禁止になった影響で、去年までガラガラだった下流側も場所取りが激化しています。時々、ロープを乗り越えて堤防を降りる人がいるのですが、すぐに巡回している警官に引き戻されています。

すっかり様変わりしたメイン観覧場所に戸惑いながら、撮影場所を探し歩きますが、すでに目ぼしい場所はシートが敷かれており、仕方なくさらに下流側に移動する事にします。。。


あ~あ、去年までのノンビリした雰囲気がなくなったなぁ。警官も巡回してるし、規制が厳しくなったし。。。良く言えば「おらが町の花火大会」から一回り大きくなったんだろうけど、なんか寂しいなぁ・・・この寂しさを「花火日記」に書くとき、上手く表現するにはどうしたらいいんだろ。そうだなぁ・・・例えるなら、アマチュア時代から応援していたバンドのメジャーデビューが決まって、これから大きく飛躍してい欲しいと思う反面、遠い存在になっていくんだろうなぁって感じかな?


って事を考えながら、メイン観覧場所からはだいぶ下流側に移動してきました。多分、会場アナウンスは聞こえないと思われます。さすがにこの辺りだと人影も疎らで、川面に上手く花火が写る位置を探し三脚を立てます。なんだかすっかりやる気なしモードでいると、追い討ちをかけるように雨が降り出します
慌てて三脚だけ残し、近くにあった農機具置き場の軒下を借りて、雨が上がるのを待ちます。

(PM)
30分ほどするとだいぶ小降りになってきました。花火開始前に雨が降るとまず風は吹かないのですが、今日は、時々良好な風が吹き抜ける事があり、微かな期待を残しつつ、撮影準備です。

(PM)
開始時間になりましたが、やっぱりアナウンスがほとんど聞こえないので、進行状況は全くわかりません。

と、

突然、スターマインです。ん~~、プログラム1番は7号玉5連発なので、大会長の挨拶に応えた特別の感じの打ち上げでしょうか?僅かですが風があるおかげで、なんとか撮影が出来るレベルの見え方です。スターマインが終了して、暫く待っているとプログラム1番から始まります。

ここ明科町の花火大会は、36プログラムを5部構成にしていて、各部のスポンサーをすべて読み上げた後、間髪いれずに1部のプログラムをいっきに打ち上げる珍しい進行です。また、地上スターマインがあるのも特徴の1つです。

プログラム8番、本日最初の地上スターマインです。単発や通常のスターマインの筒はメイン会場の前に設置されているのですが、地上スターマイン用の筒は、私達寄り(下流側)に設置されているので、結構な迫力です。斜め打ちした花火が、あるものは水上で、あるものは、空中で開き、爆圧もガンガン感じます。打ち上げ玉も、昨年よりも良い玉を使っているようで、写真に綺麗に写ります。

さっきまでのやる気なしモードから、一気にやる気マンマンモードに移行だぁ、と思った矢先、再び雨が降り出しました。それも、ポツポツという感じではなく、ザーーです。

ザーーーーーーーーーーーー 

撤退決定!
(後日談:最後まで観覧した仲間の情報によると、雨直後は煙停滞が酷かったようですが、暫くすると例年とは逆の風が吹きなんとかラストのナイアガラは見えたようです)

10分ほど歩いて駐車場に戻ると、だいぶ小降りになってきてますが、写真撮影は厳しい状況です。しばらく車の中から見ますが、諦めて帰る事にします。

花火大会途中での撤退なので渋滞無く、すいすいと車を走らせていると、普段の私の行動パターンでは絶対に知ることの無い新しい発見をしました。それは、私にとっては異様なほど遠い場所から花火を見ている人達の存在です。勿論、花火の見方は人それぞれで良いのですが、折角花火を見に出掛けて来たのですから、打ち上げ場所から500m以内で見てもらいたいです。迫力が全然違いますから

明科町も、穂高町、三郷村と同様、10月から合併して安曇野市になる為、今回が明科町としては、最後の花火大会となりました。

安曇野市になった、来年の花火大会はどうなるのでしょうか・・・

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