四賀村夏まつり2002花火大会


長野県四賀村 2002/7/27 21:00~ お薦め度:2 場所取り困難度:1 渋滞度:1


いよいよ、私にとっての2002年、花火の開幕です。思い起こせば、一昨年の11月、長野えびす講煙火大会の直前にmooraの妊娠が発覚し、昨年7月出産。それからの1年間は大騒ぎの育児生活で、すっかり以前のような花火観覧から遠ざかっていました。娘も1歳になった事だし、近場だったら、さーっと行って、花火を見て、さーっと引き上げてこれれば、大丈夫かな?という事になり、今回の2002年初花火観覧となりました。きっと大泣きされて、あっという間にTheENDだろうと思っていたのですが・・・・

いつもの花火旅日記でしたら、会場周辺のレポートをするのですが、今回は娘付きの為、打ち上げ時間直前に現場に到着するので、前もって下見した際の写真と簡単に打ち上げ場所周辺の紹介をします。
今回花火が打ち上がる四賀村は、人口6,300人ほどの小さな村ですが、春は福寿草の里として多くの観光客、カメラマンがやってきます。秋になると松茸が有名で、村営の松茸山荘では、松茸づくしの料理が食べられます。私も何度か食べに行った事があるのですが、シーズン中の週末ともなれば予約でいっぱいですので、行かれる方は御注意を。花火が良く見える坊主山にはクラインガルテンと呼ばれる、長期滞在が可能な市民農園があります。また、この村には、「信州ゴールデンキャッスル」という結婚披露宴、催し物等に利用出来る建物があるのですが、山あいの村に突如現れた白亜の城で、一瞬目を疑うほどの違和感です
詳しくは、四賀村HPにて。

クラインガルテン 信州ゴールデンキャッスル 撮影場所からの景色

今回、花火の打ち上げに関して村役場にメールで質問をしたのですが、2時間程でお返事を頂きました。どうもありがとうございます。下見で四賀村に行った際、役場の横を通ったのでお礼を言おうかと思ったのですが、気温が30℃を超えるというのに、役場の窓は全開でした。。。。クーラーなし???ちょっと怯んでしまい、お礼も言わずに帰ってきてしまいました。

(PM)
本日はテレビ東京で、隅田川の花火を生中継しています。私は半年振り、mooraにとっては約2年ぶりとなる花火撮影ですので、テレビを見ながらシャッターを押すタイミングのイメージトレーニングです。すると今まで積み木をひっくり返して遊んでいた娘が、テレビを指差しながら、「あぁ、あぁ」といって喜んでいます。これは、もしや、花火好きがDNAに書き込まれていたのか?次々と打ちあがる花火を見ながらニコニコしています。よしよし、これであと音にびっくりしなければ、子連れ花火行脚も夢じゃないぞ!と確信しながら出発の準備をします。

(PM)
本日の打ち上げ場所の四賀村に出発です。我家からは車で30分程です。田舎の夜8時となれば人も車も疎らなはずですが、途中の町で夏祭りをやっていて、思わぬ渋滞に巻き込まれます。しかし所詮は田舎、予定より5分程遅くなっただけで到着です。ひとまず2年前に撮影した場所に向かったのですが、今年は立ち入り禁止エリアになっています。仕方なく第2候補の坊主山クラインガルテンに向かいます。ここは小高くなっていて打ち上げ場所を見下ろす感じの場所です。すでにクラインガルテンには、50人ほどの人が開始を待っています。打ち上げ場所まで草木の邪魔が無い場所を選び、カメラのセッティングを行います。mooraは娘を背負いながら、準備を進めます。今の所、娘はおとなしく背負われています。現在、晴れているのですが、高い湿度と無風状態です。開始5分程前、3発の雷が打ちあがります。その煙は非常にゆっくりですが、向こう側に流れています。メイン会場であるJA四賀村の方から、アナウンスが聞こえ、もうそろそろ、始まるようです。

(PM)
相変わらず、ほとんど無風状態です。この様子だと後半は煙の停滞で花火が見えなくなるので、前半に集中して撮ってしまう計画です。遠くから聞こえるアナウンスの声が、「それでは、大花火大会の開始です!」と聞こえてきたので、それっとばかりに、レリーズを押します。
「それでは協賛各社のお名前を・・・・」 「・・・・・(株)」「・・・・・(株)」「・・・・・(株)」「・・・・・(株)」・・・・・暗闇に消防の赤灯だけが目立つ打ち上げ場所を、もう2分近く露光しています。隣にいたmooraもレリーズを押してしまいましたが、もうすでに一枚目は諦めています。3分ほど過ぎたでしょうか。「それでは、花火をお楽しみください」の合図で、やっと打ちあがりました。2年ぶりの花火を見たmooraは興奮状態で、私の倍のスピードでシャッターを切っています。心配だった風はいまだ微風ですが、わずかながら反対側に流れているので、思ったほど邪魔にはなっていません。打ち上げから5分ほどすると、娘が「うぅ~」と唸りだしました。もはや、ここまでか、と思いきや、花火が良く見えないから見せてくれ!と主張しているようです。mooraが横を向き見やすくしてあげると喜んでいます。どうやら花火好きDNAは確かに書き込まれているようです。
本日の打ち上げを行ったのは松本にある稲村煙火店さんの担当です。松本・安曇地域のほとんどを担当しています。打ち上げは1回あたり30秒ほどのスターマインを何回か繰り返し、7号玉の単発の打ち上げを10数発、そしてまたスターマインが何回か繰り返され、最後は定番の冠菊の連発で終了しました。
メイン会場から終了のアナウンスが聞こえてくると周りにいた観客が一斉に帰り始め、私達がカメラの片付けが終わる頃には、誰もいなくなっていました。勿論、帰りの渋滞もありませんでした。

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