水輪花火大会


長野県波田町・松本市 2006/7/29 20:00~ お薦め度:3 場所取り困難度:1 渋滞度:2


天気予報通り、雨は昼過ぎに上がり、7月の豪雨災害の原因となった長梅雨も、やっと今日で明けそうです。
梅雨明け宣言と同時に、私の花火シーズンも開幕です

順調に花火好きに育ってくれている子供を連れ、家族全員での花火観覧です。

(PM)

水輪花火大会の会場は、梓川を挟んで、南西は波田町会場、北は松本市梓川地区(旧梓川村)会場があり、まだ写真を始める前は、梓川会場に行っていたのですが、会場が狭く露店の数が少ない事や打ち上げ中の進行アナウンスが無い事から、ここ数年は波田町会場に行ってます。

出かける前に調べた今夜の風向き北風。本来なら風上の梓川会場のほうが撮影に適しているのですが、お祭りの露店を楽しみにしている子供達を裏切る訳にいかず、本日は家族サービス重視で、波田町の会場に向かいます。

昨年同様、会場周辺は一方通行規制となっていて、スムーズに駐車場に誘導されます。昨年より1時間早く到着したのですが、駐車場の空きはかなり少ない状態です。

(PM)
14時から様々なお祭りイベントをやっているので、すでに会場内は沢山の人でにぎわっています。しかし、花火の場所取りには余裕がり、昨年とほぼ同じ所に場所取り用のシートを広げ、私一人を荷物番に残し、娘達とmooraは露店巡りに出かけていきます。

1人残され、ぼ~~と人間ウォッチをした結果、会場で1番目立つのは、小中学生。特の女の子はみんな色とりどりの浴衣を着て、友達同士楽しそうです。次に多いのは家族連れ、高校生くらいの友達連れと続き、カップルはとっても少ない感じです。

露店巡りをしていた娘達が綿菓子を土産に戻ってきました。まだ上手に食べられない下の娘は、口も顔も手もベタベタにしながら食べています。

次は私が会場巡りです。まずは本部席で情報収集です。「お祭りの案内をください」というと、3枚のチラシを渡されます。1枚は、協賛者の名前が書かれたもの、1枚はイベント案内、1枚は、今日の花火大会の企画として小学生が描いた夢花火の入選作品が紹介されています。今夜、この花火が実際に打ち上げるそうで、なかなか粋な企画を考えたものです

しかし、私が何よりびっくりしたのは、イベント案内に、つっ!つっ!ついに花火のプログラムが掲載されました。毎年、毎年、花火のプログラムが無いと、このHPに書き続けていたのですが、今年10回目を向かえる水輪花火大会にして、やっとプログラムが掲載されました。


2箇所あるイベント広場では、吹奏楽の演奏や太鼓の演奏が行われています。私が子供の頃は、お祭りといったら盆踊りだったのですが、最近は、子供からお年寄りまで参加のダンスが流行っています。全国的にYOSAKOIが知られた事も影響しているのでしょうが、ここ1,2年長野県独特の流行りがあります。ユーロビート調にアレンジされた県歌「信濃の国」で踊るというものです。(「信濃の国」とはなんぞやという方はこちら)流行のきっかけは、私が予想するに、長野県内で放送されていたCMに長野県出身のタレント乙葉さんが、「信濃の国」を歌っていた頃から、流行はじめたように思います。

(PM)

昨年は、スイカの食べ放題イベントを会場のド真ん中でおこなったため会場内が大混雑していたのですが、今年は会場の端に広く場所を確保したおかげで、去年よりだいぶ良くなっています。

開始15分前となり、そろそろ撮影の準備にとりかかります。過去の日記を読んだ方ならご存知でしょうか、この会場はレンズトラブルが発生した場所であります。今年は、前日にきっちり動作確認をし、レンズの掃除も丁寧にしてばっちりの体制で臨んでいます。

(PM)
予定より5分ほど遅れて打ち上げ開始のアナウンスが流れます。会場内の外灯が消され、提灯と露店の明かりだけが残り花火の打ち上げ開始です。

花火打ち上げは、約1時間で3部構成となっています。各部ともに、大玉の単発打ち5,6発とスターマインが繰り返されます。

オープニングは、ワイドスターマインです。打ち上げを待ちわびていた観客から歓声が上がります。私も一緒になって騒ぎたいところですが、まずはシーズン最初ということで、冷静に画角を調整しながら、シャッターを押します。風向きは予報通り北から吹いているので、ここからは花火が大きく右に流れています。スターマインの後半では、煙が気になりますが、今日は家族サービス重視ってことで・・・

1部最後のスターマインは、恒例となったスイカとリンゴの型物です。なかなか良い感じで会場側を向いて開くので、「スイカァ~」 「リンゴォ~」と、会場から声がかかります。

2部の開始は、今年初めての企画である「夢花火」です。小学校2年生が描いた夢花火が打ちあがります

「ピカピカ花火」          「カラフル花火」

「夢花火」は、昇り分包付きで夜空に駆け上り、見事な型物が開花します。初企画ということで、作製した煙火師さんも1つ1つ丁寧に気合を入れて造ったのが伝わってきます。会場側で一番綺麗に開いたのは、「カラフル花火」に描かれていた○の中に☆が入る型物で、会場が、より一層盛り上がります。

プログラムは、2部、3部と進みます。単発の打ち上げの時は、何度か同じ玉がお目見えしますが、スターマインは、各テーマ毎に玉の構成・打ち方・色の組み合わせが考えられていて、見ている人を飽きさせません。単発打ちで1発だけ千輪が上がったのですが、煙が多くちょっと残念です。

あっという間の1時間で、最後は、「ファイナルスターマイン(上空サプライズ)」です。地域のお祭り花火で、これだけ豪華且つ感動的なスターマインは、そうは見られるものではないでしょう。小玉から始まる錦冠菊の連打は、見ている観客に「うゎ~すげぇ~」と思わせたところに、さらに追いう打ちで大玉を重ね、もう1回観客の感動を誘う絶妙なタイミングの打ち上げで、何度見ても感動ものです。

ただし! このエンディングは何度撮影しても、この感動が伝わる写真が撮れないのが、悩みなんですが。。。

(PM)
ほぼ予定通りの時間で終了です。ゆっくりと後片付けをして、駐車場に戻ります。駐車場からは、ほとんど渋滞はなく家路に着いたのでした。

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