ろうかく湖とうろう流しと花火大会


長野県信州新町 2002/8/15 19:00~ お薦め度:3 場所取り困難度:2 渋滞度:3


お盆前半は不幸にも仕事をしていたので、本日が夏休み初日です。今年は子連れ花火写真家として、打ち上げ直前にさぁ~と行って、花火を見て、渋滞知らずでさぁ~と帰ってくる花火観覧を順調にこなしてきましたが、第5弾となる今回はちょっと様相が変わってきました。

8月15日と言えば、諏訪湖の花火なのですが、50万もの人が集まる場所には子連れで行くの大変なので、前々から気にはなっていたけど、諏訪湖と同じ15日固定日開催で行く機会がなかった、信州新町のろうかく湖とうろう流しと花火大会に向かう事にします。

信州新町は人口は6,300人ほどの山あいの町で、普段は静かな町なのですが、長野市に隣接している事もあり、花火大会当日は人口の10倍近い人達が観覧に訪れます。これだけの人が集まるとわかってはいたものの、今まで4回とも楽々好位置をキープ出来たので、今回も大丈夫だろう、とどこか楽観していました。

(PM)
開始2時間前、出発です。今回は打ち上げ時間が2時間と長丁場なので、まずは夕飯の調達です。mooraが「今、FM長野が企画したカレーが、サークルKで売られているから、一度食べてみたい」と突然の申し出に、「えぇ、車の中でカレーを食べるの?絶対に、こぼさないでね・・・」と心で呟き、コンビニに向かいます。「麗しのカレー貴婦人」と名付けられた目的の品を無事Getし、恐る恐る「本当に食べながら行くの?」と聞くと、「そう すごいお腹空いているんだよね」と、早速、蓋をあけています。車内中にカレーの匂いが充満している中、食べる準備が整うのを待ってから出発です。「ん~、辛い!」と言いながら、エアコンが効いているにも関わらず汗を流しながら食べています。10分後、Nonハプニングで無事完食し、と一安心です。
信州新町に向かうR19は、長野自動車道が出来る以前は、松本-長野を結ぶ道路として多くの車が走っていたのですが、今はすっかり量が減っています。カーブが多い山道ですが、ほとんど信号が無いので、楽に運転ができます。ほぼ、予定通りの時間に信州新町に入り、花火の臨時駐車場の看板通りに車を進めます。帰りが松本方面か長野方面かで駐車場が分かれているようです。警備員に言われるがままに車を進めているのですが、どんどん奥へ奥へと誘導され、挙句の果てには、河川敷の一番どん詰まりまで誘導されます。今になって「今日は、今までと違って、帰りは渋滞だぞ!」と現実を理解します。このどん詰まりの駐車場から打ち上げ場所までは、約1Kmくらいは離れていそうです。
カメラ機材一式を背負ってメイン会場方面に向かいます。今まで4回の観覧では、車のすぐ横で撮影できたので、荷物運びはしなくて良かったのですが、打ち上げ場所まで1Kmもあるんでは、もう少し近づかなければいけません。子連れ観覧になってから、カメラ&三脚以外に、娘&娘用の荷物(オムツ・飲み物・ご飯等等)&レジャーシートが追加になり、大荷物です。
時折、雨がポツポツときたり天候はあまり良くありません。何よりも風が吹いていません河川敷の駐車場から堤防に登って200mほど進んだ所で、荷物の重さに力尽きここから撮影する事にします。周りには、ちらほら座っている人達はいるのですが、ほとんどの人達はどんどん先を目指しています。近くにいた警備員に打ち上げ場所を聞くと、反対岸の林の向こう側との事で、ここからではスターマインの下のほうは見えそうにありません。しかし、すでに機動力は0なので、全く風が吹いていない事もあり、この場所に決定です。

(PM)
花火大会開幕のアナウンスが流れます。メイン会場から遠く離れている割には良く聞こえます。今回は50回という節目にあたるそうで、町長の挨拶にも気合が入っています。犀川の上流からは灯篭が流れてきました。いよいよ打ち上げの開始ですが、アナウンスを聞くと、いきなりプログラムが50番代からはじまっています。どうやら昼花火も行われていたようです。今回は、プログラム入手が出来ず、事前に何も調べてもいなかったので、どんな打ち上げがあるのか全く不明です。担当業者もいまいち不明ですが、長野のS業者かと思われます。
打ち上げが開始されました。案の定、下の方は林に邪魔されて見えませんし、風もないので煙は停滞してしまいます。花火そのものは種類も豊富ですばらしいのですが。。。と、ほとんど諦めていたのですが、時々林のこちら側からの打ち上げもあり、ここぞとばかりシャッターを押します。
30分ほど経過した時、アナウンスが入ります。「これより5分間、新町橋の通行を許可しますので、暫くお待ちください。通行される方は、タバコはお吸いにならないようお願いします。」丁度、この橋の両側が打ち上げ場所になっているのですが、5分間だけ通行が出来るようです。いろいろ花火を見に行きましたが、途中中断して橋を渡れるなんて初めてです。

今日は打ち上げ場所から離れすぎているからなのか、娘の花火に対する集中力は散漫で、歩いている人に愛想を振りまいてみたり、草をむしって食べてみたりと、目が離せなくて大変です。
橋の通行が終了して再び打ち上げ再開です。1回1回協賛者の名前を読み上げながらの打ち上げです。途中、個人の協賛者にもかかわらず、30万くらい(?)と思われる豪華なスターマインが打ち上がり、周りにいた人達も拍手です。この頃になると、川の上流から流れたきた灯篭が、見える範囲すべての川面を覆いつくし、幻想的な感じになっています。打ち上げのほうは、水中花火、スターマインを繰り返していますが、風は相変わらずで、ほとんどシャッターを切っていません。

(PM)
2回目の新町橋通行許可の時間です。相変わらず風が吹かず、写真にはならないので、ちょっと早いですが帰る事にします。なにしろ駐車場は一番奥ですので、全部見終わってからでは1時間くらい待たされるのではないでしょうか?カメラを片付け、駐車場に向かい出す頃、「川の上流からは、灯篭が流れてきました」とアナウンスが流れます。この場所では、7時過ぎには目の前を通過していったので、1時間かけてゆっくりと流れて行ったようです。
車に戻り、まだ誰もいない駐車場を去ります。今までの経験上、一番奥に停めた人は、花火終了後、1時間くらいは待たされる感じですが、駐車場から国道に出てしまえば、スイスイと帰れるでしょう。ちょっと後ろ髪を引かれながら、花火大会が終了する頃には、自宅に到着したのでした。

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