伊那まつり花火大会


長野県伊那市 2003/8/3 19:00~ お薦め度:4 場所取り困難度:2 渋滞度:3


初めての観覧となる伊那まつりの花火大会です。31回を迎える伊那まつりのフィナーレを飾るもので、昨晩は伊那駅周辺で市民おどり等が行われています。長野県の南信の3つの業者が合同で打ち上げ、尺玉も100発以上打ち上がる納涼花火としては規模の大きな大会です。会場はそれほど混雑しないようなので、本日も親子3人で出かけます。

(PM)
伊那市に向けて出発です。高速道路を利用して1時間ほどで到着する予定です。Gocho夫妻とは打ち上げ場所近くの駐車場で待ち合わせです。ちょうど出発時間が娘のお昼寝の時間と重なり、車に乗るとすぐに寝てしまいます。
長野自動車道路から中央自動車道路に入り、2つ目のICが今日の打ち上げ場所に一番近い伊那ICなのですが、途中で夕飯の調達をしたかったので、1つ手前の伊北ICで高速を降ります。べつに伊北ICで降りたからといって、特別な夕食が調達できるわけではなく、ただ単に下道を走る距離が長いのでコンビニも探しやすいかなというだけです。それに花火でもない限り伊那地方にやってくる事がないので、下道を走って町の様子を見るものまた楽しいものです。
伊北ICを降りてR153を南下します。10分ほど走るとコンビニを発見し駐車場に車を停めると、寝ていた娘が目を覚して大声で泣き出しました。いつも1時間くらいは昼寝をするのですが、まだ30分しか寝ていないためご機嫌斜めですmooraがなだめて泣き止んだ隙に買い物をすませます。その間も、むすぅ~として機嫌悪い娘ですが、mooraの買ってきたパンで機嫌を取り戻します。娘のご機嫌取りでやや時間をロスしましたが、3時ちょっと過ぎ無事にGochoさん夫妻と合流です。

(PM)
今日の花火大会は、2ヶ所打ち上げ場所があり、1ヶ所が8号10号といった大玉やスターマインが打ち上がり、もう1ヶ所が仕掛け花火や音楽花火となっています。打ち上げ量でいえば圧倒的に前者の方が多いので、撮影場所も大玉側に確保します。私達より早い場所取り組は7,8組くらいで、あっけなく場所取り終了です。一旦車に戻るものの、まだ駐車場はガラガラなうえ、梅雨明けで気温も上昇しているので、暫く近くのショッピングセンターに移動して涼む事にします。ショッピングセンターに入ると、浴衣の女性がいたり、地元のケーブルテレビで昨晩行われた市民おどりの様子が再放送されていたりと、お祭り真っ只中の感じです。しばし、喫茶店で休憩です。

(PM)
開始2時間半前となり、打ち上げ場所近くの駐車場に戻ります。もしかしたら駐車場がいっぱいになっていて停められないか?と心配したのですが、そんな心配も必要なく余裕で車を停めます。私達が確保した付近の場所取り競争は、いまだに静かなものです。というもの、この場所はメイン会場とは川を挟んで反対側になるので、早い時間からの人出はなさそうです。メイン会場となっているのは、伊那市役所の駐車場を開放した「遊ingビレッジ」という名のお祭り広場で、30以上の露店と2つのステージがあり、露店では焼きそば、焼き鳥といった定番物から、ローメンといった伊那名物が売られています。

大きなステージの方では有志のダンスが行われています。小さいなステージではマギー隆司という、あのマギー司郎の弟子だという人のマジックショーをやっています。ちょっと見たのですが、マギーの名を語るだけあって「それは、マジックではないだろ~」とつっこみたくなるユーモアあるショーを行っています。
本部席に立ち寄り、今日の花火のプログラムを貰います。このプログラムには2日間の伊那まつり全体の事が書かれているのですが、非常によく出来たプログラムで、伊那まつりに対する思い入れが伝わってきます。また大きな駐車場を持っている店舗の殆どが臨時駐車場として開放しており、その駐車場を巡るバスが10分おきに走っているなど、とても気持ちよくお祭りに参加できる体制が整っています。

(PM)
撮影の準備に入ります。1時間前まで、まばらだった場所取りも、いっきのおこなわれたようです。普段は立って撮影するのですが、今日は撮影場所が堤防の上で、ちょっと前に出ると数メートルの高さを転がり落ちる事になるので、娘の動きを見張る為に座って撮影する事にします。当の娘は花火開始前の4時間をハイテンションでこなし、そのまま疲れて寝てくれればいいと思っていたのですが、まだハイテンションを保ったままです。今日も銀塩とデジカメの二刀流で挑戦する予定なのですが、撮影準備をしている私からデジカメを奪い取ろうとかなり興奮状態です。もう少し大きくなって言う事が理解できれば、花火写真家としてデビューもいいのでしょうが、わが道を突き進む2歳児にはまだまだデジカメを渡すわけにはいきません。娘と対決している間に打ち上げ時間が近づいてきました。風向きは昼間からあまり変わらず、やや強めで右から左に吹いています。本部からのアナウンスも聞くことが出来、いよいよ打ち上げ開始です。

(PM)
今日の打ち上げは、長野県南信地区の伊那火工堀内煙火店、アルプス煙火工業、関島煙火製造所の3つの煙火業者合同です。プログラムにもちゃんとどの煙火店の打ち上げなのか書いてあり、アナウンスも「それでは、***煙火店さん、お願いしま~す」と言っています。
さぁ、撮影するぞと思った矢先、「おなか、すいた・・・」と娘が言い寄ってきます。もってきたサンドウィッチを渡すと、暫く静かにモクモク食べています。この隙に撮影です。横から風が吹いているので花火は流れてしまいますが、煙に邪魔される事はなくとってもクリアな条件で観覧する事ができます。何枚か撮影をすると目の前に娘の手がニョキと伸びてきます。葉っぱ系の野菜が嫌いな娘がサンドウィッチに入っているレタスが食べられないと主張しています。仕方なく相手をしてあげたのですが、すでに葉っぱ以外は食べつくして、私と遊ぶのにも飽きたようで、今度はmooraの三脚に突進し始めました。ここで子守交代で今度は私がフリーの撮影タイムです。
の型物やの型物があがるスターマインで、見事にドラえもんがこちらを向いて打ちあがりました。思わず「おっドラえもんだ!」と叫ぶと、うしろに座っていた子供が、「あ~、ドラえもんだ!」と一緒になって喜んでいます。やはり子供にはキャラクター系の型物が人気あります。ドラえもんがさぞかし嬉しかったのか、それ以降打ち上がる他の型物も全部ドラえもんに見えてしまうらしく「あっ、またドラえもん」「ドラえもん」と止まらなくなり、かなり興奮状態です
娘はmooraの所で飽きると、私のところにきて、再びmooraに戻りを繰り返し、落ち着いて撮影どころではありません。今日は三社合同の打ち上げなので、どの業者の花火だったのか、あとで分かるように撮りたかったのですが、そんな余裕はありません。打ち上がるスターマインは豪華で、同じ構成のものがほとんど無かっただけに残念です。
打ち上げ開始から、1時間ほど過ぎると風向きが変わって風下になってしまいます。火薬の臭いがするほどの完璧な風下です。娘はすでに何をしてあげても落ち着かなくなったので、mooraは撮影はあきらめ、娘の子守に専念です。
プログラムも終盤にさしかかり、スターマインはさらに豪華さを増しています。これだったら、エンディングの打ち上げでもおかしくなぞ!と思えるスターマインが打ちあがり、観客からも歓声があがります。プログラムも残り4つとなり、メイン会場側で音楽花火が始まりました。すると昨日穂高の花火で聞いたあの曲です昨日は正面から見ていましたが、今日は真横からみる形になるので、Vトラも重なりあって見え、改めて正面から見る大切さを感じます。締めくくりは10号2発のプログラムを3つ連続、計6発の10号が打ちあがり終了です。納涼花火の終りといえばスターマインで、これでもかぁというくらい打ち上げて、冠菊で締めくくりが定番なのですが、なぜか10号6発が最後のプログラムでした。なんとなく終わった感じがしないまま片付けを始めます。私達が片付け終わる頃には、いつものように周りの人々は去り、目の前の道が渋滞を始めました。車に戻り暫く話をしていると、渋滞の最後尾はどんどんと遠のき、「もう、渋滞終りだね」と花火終了から30分ほどしてR153に入ったのですが、少し走った所でピタリと止まり動かなくなりました。しかし一本横の道に入るとスイスイで家路につきました。

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